整体院と整骨院の違いがわからなくて、どちらを選ぶべき?

施術院の違いを詳しく解説します。

病院でリハビリを受けても改善しなかった方や、リハビリの期限が終了後、整体院や整骨院を転々とする方がおられます。もしくは病院へ行くほどでもないからとこれらの施術院へ行かれる方もおります。

しかしこれらの治療院の違いはあまり知られておらず、疑問に思っている方も多いようです。

では、それぞれの施術院がどのような特徴をもっているのか説明していきます。

整体院、オステオパシー、治療

「整体」とは、筋肉のコリ・張りと背骨や骨盤の歪みから起こる慢性的な痛みと不調を体の全体から診て、筋肉のバランスと歪みを調整する治療です。
体の中心の背骨と骨盤が歪むと、前後左右の筋肉の緊張がバランスを崩します。そのため、歪みが起こり違和感や動かしにくさがみられ、徐々に痛みが出現したり、ひどい場合は痺れまで生じるのです。
痛みや痺れがある部分だけを治療するのではなく、痛みを起こす原因を探りながら改善を図り、生活動作の指導も行います。
また、疲れを取るためのリラクゼーションマッサージやダイエット目的の骨盤矯正などを行う場合もあります。
「整体院」は、特に資格がない素人でも開業できますが、多くは民間資格を取得した整体師が施術しています。しかし、民間資格では医療行為と認められていないため、各種健康保が適用しません。そのため施術料金が一般的に5000円前後と高額です。
最近では、国家資格の理学療法士による整体院も増えてきました。病院での理学療法士による治療は、医師の指示のもとで行うため保険適用となりますが、整体院では理学療法士の治療であっても保険が適用されませんので、ご注意ください。
ただし、どこであっても理学療法士は、原因を探り治療と生活動作指導を行うだけでなく、機能回復訓練・指導が行えることが特徴的です。

整体院、オステオパシー、ケイポス

「整骨院」では、国家資格の柔道整復師が施術します。
「整骨」は、骨折や脱臼、捻挫、打撲、挫傷などのずれた骨や関節を専門知識と手技をつかって治療する代替医療です。
整骨院では脱臼や骨折の処置が行えるのが特徴です。無資格者が脱臼や骨折を無理に戻そうとすると、関節の周辺の血管や神経、靭帯を傷つけてしまうことがあります。必ず医師または柔道整復師の治療を受けてください。
各種健康保険が適用されるのは、骨折や脱臼、捻挫、打撲、挫傷の急性または亜急性だけです。
また、脱臼と骨折だけは医師の同意が必要ですが、応急処置を受けた初日のみ医師の同意は必要ありません。病院でレントゲンと治療を受けた後、整骨院にかかる場合も医師の同意は必要ありません。
労働災害保険や自賠責保険の取り扱いも可能です。
ただし、整骨院でも骨盤矯正や慢性的な肩こりや腰痛など、病院で治療を受けながら整骨院で施術を受けている場合は、健康保険の適応外となります。

整骨院、整体院、治療、オステオパシー

整体院も整骨院も予約制なら、待ち時間が少ないと思われます。

治療期間は、病院や施術院で異なるというわけではなく、症状の程度や期間または施術師によって変わってきます。そのため、施術の技術だけでなく、症状の原因や治療方針(施術内容、施術時間、期間)、予防対策をきちんと説明できる施術師であるかが、判断するときに重要です。
最近では高額な施術料金のところが増えていますので、治療期間を要する方にとっては厳しい問題にもなります。施術師の技術と施術料金が見合っているのか検討することも大切です。

回復、整体院、オステオパシー

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